唐木仏壇(木地仏壇)の多くは、黒檀や紫檀のような銘木を使い、落ち着いた風合いを持っています。
「唐木」とは、一般的に黒檀(こくたん)、紫檀(したん)、鉄刀木(たがやさん)などを指しますが、実は曖昧な名称です。
奈良時代に中国の唐から奈良の正倉院にもたらされた宝物の中に、数多くの黒檀や紫檀などの工芸品が含まれていました。そのため、重硬な木材を総称して「唐木」と呼ばれるようになったといわれています。
金仏壇は、正式には漆塗金仏壇といいます。
漆は堅牢で美しい自然の塗料です。職人が幾重にも塗り重ね、手間ひまかけるほど、その美しさが深まります。
この漆黒の柔肌に金色(こんじき)の輝きを添えるのが、金具の金箔・金粉・金メッキの装飾です。これら金の装飾は、職人が1点1点手打ちして作ったもので、正しいメンテナンスをおこなえば、永代までその美しさは継承されます。
漆と金の輝きを放つ豪奢な金仏壇は、まさに「工芸美術」と呼ぶにふさわしい仏壇です。


















