横浜のお墓のニーズ②

お墓といえば、先祖代々受け継ぐものというイメージが強いですが、この風習の歴史は浅く、明治時代から確立したものだと言われています。お墓は長男が継ぐものとされており、長男以外の兄弟はそれぞれが自分でお墓を購入していた時期もありますが、現代では家族構成が大きく変わったこともありお墓のニーズが変化してきています。

お墓の使用範囲は「先祖代々がよい」が第1位

少子高齢化に加えて、核家族化に離婚率や生涯未婚率の上昇と、家族のあり方が多様化している現在では、先祖代々の墓を誰が守るべきなのか、誰がどのお墓に入るべきなのかという問題を抱える人が多くなっています。「横浜市墓地に関する市民アンケート調査・報告書(平成25年3月)」によると、アンケート回答者のうち45.6%の人がお墓の使用範囲について「先祖代々がよい」と答えていますが、その内訳は男性が50.9%、女性は41.8%と男女間で若干の考え方の違いが現れています。

また、お墓の使用範囲は「夫婦でよい」と回答している人は男女ともに全体の第2位であり、男性が17.7%、女性は18.8%でした。なお、「自分一人でよい」と回答している人は男性5.2%、女性4.8%となりました。多様な家族構成がある中でも、依然として先祖代々の墓を守っていく立場にあると考える方が多いようです。

個人墓と夫婦墓の違いとは?

お墓といえば、今はまだ先祖代々続く場合が多いですが、様々なニーズに応えるため個人墓や夫婦墓という選択肢も選べるようになりました。個人墓は、一人で入る納骨堂タイプの永代供養墓に多いお墓です。お墓を守る人がいなくても、お墓の管理者が永代に渡り供養をするため、中には生前に自分自身のお墓をデザインし、個人墓とすることもあるようです。

また、夫婦墓は文字通り夫婦で入るお墓です。先祖代々のお墓は家族や親族の全員が入れるわけではないので、お墓を持たない夫婦が自分たちだけのお墓を建てることもあります。最近では、独身のままだったり、結婚をしていても子供がいなかったりする世帯が増えているので、個人墓や夫婦墓は今後増えていくと考えられています。

お墓の継承者問題と永代供養墓

お墓に関する悩みとして多いのは、承継者の問題です。結婚をしない、子供がいない世帯が今あるお墓を将来どのように守っていくのかということは大きな問題でしょう。前述のアンケートでは、現在利用できるお墓を持っている人うち18.7%の人がお墓の承継者がいないことを心配していることが明らかになっています。お墓のある霊園が永代供養墓でない場合、承継者がいなくなることが予想されるお墓は無縁墓となってしまうため、承継者によって合葬墓などに移すことも行われています。すでに承継がいないことが分かっているような場合には、新たにお墓を購入するときに永代供養墓を選択する方が増えてきています。

先祖代々の墓はご先祖様を敬う大切な場所であり、自分たちの家系を繋ぐものなので、可能な限り受け継いでいきたいと考える方も多いでしょう。承継者の問題は親族間での話し合いにより解決することもあるので、お墓選びの第一歩として早い段階から可能な限り多くの人と話し合っておくことが大切です。



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