改葬で洗骨をする場合のおさえておくべきポイント

埋葬から何年も経過している骨壺は、土や雨水が入り込み不衛生な状態になっている場合があり、中には、遺骨自体が汚れているものも見られます。お墓の改葬(お引越し)を行う際は、遺骨の状態を確認し、必要に応じて「洗骨」を行うようにしましょう。洗骨は専門の業者に依頼し、丁寧に洗浄してもらうことをおすすめします。

洗骨とは?

一度納骨した遺骨を取り出し、水洗いまたは薬品洗浄などによって、遺骨に付着した汚れや雑菌を除去することを「洗骨」と呼びます。元々は、土葬の風習がある中国やアフリカ、インド洋諸国、沖縄の一部地域で行わる儀式の一つとして知られていましたが、最近では、改葬や納骨のタイミングで、先祖の遺骨を綺麗にしてあげたいというニーズが増えています。

納骨棺に納めた遺骨は、時間の経過とともに風化が進んで行きます。特に、土葬の場合は、土や雨水、枯れ葉、虫などの侵入によって黒っぽく変色しているものも少なくありません。骨壺に入れたまま納骨したものでも、地下や半地下納骨棺のお墓では、納骨棺内に雨水が入り込み、骨壺が溜水に浸ってしまう場合もあります。また、骨壺にヒビが入り保管状態が悪くなってしまったものも、同様に風化が進んでいる可能性があります。このような遺骨も洗骨により、納骨時に近い白色に戻り清潔な状態で埋葬することができます。

洗骨の方法

汚れがさほど酷くない場合は、水洗いと乾燥のみで十分に清潔な状態に戻すことができます。遺骨が割れないよう丁寧に汚れを洗い流し、何度か丁寧にすすぎ洗いをした後に天日干しするのが、最も基本的な方法です。
遺骨にカビが付着していた場合は、軽いブラッシングだけでは菌を一掃できないかもしれません。その際は、超音波洗浄機や専用の薬品を用いた洗浄が効果的です。また、乾燥処理が不十分なまま納骨してしまうと、すぐにカビが発生してしまう恐れがあるため、専門の業者では、雑菌乾燥炉や紫外線滅菌灯などの機材を用いる方法が採用されます。

洗骨の費用

洗骨を専門の業者に依頼した場合の費用は、2万円~3万円くらいが相場と言われていますが、水洗いのみ扱う業者もあれば、専用の薬品、洗浄機を用いる業者もあるため、費用は一定ではないことがあります。また、遺骨の状態によって費用が大幅に異なります。例えば、土葬されていた遺骨の場合は、土汚れが酷く洗浄に時間と手間を要するため、費用が割り増しとなるのが一般的です。また、新しい骨壺にしたり、粉骨して保管しやすい状態に加工する場合も、別途費用が加算されます。

遺骨を綺麗にして納めることは、故人に対する供養にも繋がります。一度納骨した遺骨を洗骨のために取り出すのは、抵抗があるかもしれませんが、改葬の機会があれば、遺骨の状態を是非とも確認し洗骨を検討してみてはいかがでしょうか。

>>横浜六浦霊園への改葬手順



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