墓石に刻む言葉の種類や注意点

お墓というと、これまでは南無阿弥陀仏など、その家の宗派によって決められた言葉が墓石に刻まれるのが一般的でした。現在でもその形式に沿ったお墓を建てる方は多く見受けられますが、その一方で、ここ数年は故人の好きだった言葉や家族の思いを表した文字などを刻むケースも多くなってきました。

そこで今回は、墓石に刻む言葉について、その種類や選び方の注意点を解説していきます。

墓石に刻む言葉の種類

墓石に刻む言葉にはさまざまな種類があります。故人の人柄や家族の思いを表すのに最適な文字や言葉を選ぶのが理想的です。ここでは、その一例をご紹介していきます。

・一文字刻む場合

一文字の言葉は、思いを表現したものや、自然を表現したものなどの中から、故人の人柄を表したものや、故人への思いを表した言葉、またお墓を建てる本人が好きな言葉を選ぶのが一般的です。

【刻む文字の例】

愛、縁、喜、願、絆、情、静、夢、心、慈、和、命、幸、魂、翔、想、思、誠、穏、道、昴、輝、誠、空、海、山、川、風、緑、天、陽、桜、樹など

・二文字以上刻む場合

二文字以上の言葉も故人や家族のこだわりを反映させることができます。

【刻む文字の例】

趣道、寛恕、清染、沸心、清染、呑風、平安、解脱、夢想、清心、無限、冩楽樹、華観音、野ノ墓など

・四字熟語を刻む場合

四字熟語は、刻む文字を考えた人の意図がより伝わりやすいかもしれません。

【刻む文字の例】

  • 諸法無我(しょうほうむが)……すべてのものには実態がないので自我に執着する必要はない
  • 一期一会(いちごいちえ)……生涯に一度きりの出会いと心得て誠意を尽くす
  • 偕老洞穴(かいろうどうけつ)……夫婦が仲むつまじいこと
  • 風定花猶(かぜさだまりてはななおおつ)……静寂の中、穏やかな温もりがある様子

・そのほかの言葉を刻む場合

故人を思う言葉、感謝の言葉などのほかにも、聖書から引用した言葉などもよく使われています。

【刻む文字の例】

  • やすらかに
  • いつもそばに
  • 旅立ち
  • 永遠に
  • ここに眠る
  • 父なる海とともに
  • 愛でにし者とやがて会いなん
  • 我らの国籍は天にあり
  • 花こぼれてなほ薫る
  • 暫くのわかれ また団欒
  • 哲学は世を照らし
  • 夢は未来を開く
  • 我眠りて愛は眠らず
  • 天に星 地に花 人に愛

書体の種類

お墓に彫る言葉と同様に、故人や家族のこだわりを表現することができるのが「書体」です。よく使用される書体としては、「楷書体(かいしょたい)」や「隷書体(れいしょたい)」「行書体(ぎょうしょたい)」「草書体(そうしょたい)」などが一般的です。

また、近ごろは欧風デザインのお墓も増えていて、その場合には英字に合うゴシック体や筆記体などが用いられることもあります。筆で書いたような文字か教科書のような整った文字かによっても言葉の印象は大きくことなりますので、実際にサンプルを見ながら決めていくとよいでしょう。

墓石に文字を刻む際の注意点

お墓の文字は、一度刻んだら手直しすることは容易ではありません。どのような文字を彫るのかは、故人の遺志や家族の思いを踏まえた上で、慎重に検討することが大切です。また、お墓のある霊園や寺院などによっては、宗教的な問題などで自由に文字を刻むことが禁止されているところもありますので、必ず事前に確認しておくようにしましょう。

横浜六浦霊園では、永代にわたって宗教と自由な祭祀が確約されていますので、故人と家族の思いを表す言葉を自由に選ぶことが可能です。ぜひ上記を参考に、墓石へ刻む言葉をご検討ください。



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